2020年07月16日 挽き物加工とは 今回は「挽き物加工」をご紹介します。 挽き物加工は、以前ご紹介した絞り加工の続きの工程です。 ※「挽く」は金へんの「鋔」の字を用いることもあります。 挽き物加工風景 (協力:高倉製作所様) 挽き物加工をものすごく簡単に説明してしまうと、絞り加工した品物の表面を削ることです。 表面を削る理由は....続きを読む
2020年07月09日 猫マドラー製作風景 弊社の銀製ねこマドラーの作り方をご紹介します。 まず、マドラー製作に際し、ロウ付けやハンダ付けなどは行わないようにしようと決めました。口に入れるものなので不純物が混ざらないようにしようと考えました。 もう一点、ロウ付けなどを行うとその際の強い熱のせいで材料がなまってしまう(柔らかくなってしまう)ので、マドラ....続きを読む
2020年07月02日 絞り加工のご紹介 銀器製作は、板を器の形にするところから始まります。 板を器の形にする方法は大きく二つあります。一つは板を金鎚で叩いて作る鍛金技法。 もう一つは機械を使ったヘラしぼりと呼ばれる技法です。 鍛金技法は手作りのため、一つ一つの製品を製作するのにとても時間がかかるという弱点があります。 弊社はこちらの方が得意なので....続きを読む
2020年06月25日 内藤銀器流、ペーパーナイフの作り方 皆様はペーパーナイフを普段からお使いですか?あまり切れないのでカッターナイフやハサミで開けているという方も多いのではないでしょうか? しかし机の上やペン立てにさりげなくペーパーナイフがあると、とてもカッコいいですよね! 内藤銀器製作所では、そんなステータスでもあるカッコいいペーパーナイフを、そしてちゃんと使....続きを読む
2020年06月17日 マネークリップ 弊社のマネークリップです。外国のお客様が購入してくださったり、父の日に記念の彫刻などをしてプレゼントされる方もいらっしゃいます。 マネークリップを銀の板を曲げて手作りする場合、一番気を遣う点は、やはりクリップとしての弾力の維持です。 銀をはじめ金属は、(例外もございますが)火を当て加熱することで柔らかく....続きを読む
2020年06月10日 タイ止めとカフスについて 紳士用のアクセサリーの定番と言えばタイ止めとカフスと言っても過言ではないでしょう。 弊社は銀製品の中でもどちらかと言えば大きな製品が得意なので、あまりアクセサリーのお取り扱いはないのですが、ねこ関連製品は特別に社内でデザイン・製作している関係上、色々調べてみました。 〇カフスについて カフスとかカフスボタ....続きを読む
2020年06月03日 スキットルの作り方からお手入れまで 今回はおしゃれな大人アイテム、スキットルについてご紹介します。 目次 ・内藤銀器流スキットルの作り方 ・スキットルの豆知識 ・お手入れの仕方 ・修理など 〇銀製スキットルの作り方 写真のスキットルは加工のしやすさと強度を考慮し、 シルバー950(※銀の種類についてはこちらで解説)を使用し....続きを読む
2020年05月28日 刻印の種類・見分け方 貴金属製品に打たれている「刻印」、アンティーク製品などの購入で見かける方もいらっしゃるかもしれません。 弊社では修理の依頼などを頂いた際に、修理の可否を見極めるために重要視しています。 刻印は非常にたくさんの種類がございますので、そのほんの一部をご紹介致します。 刻印は普通、裏面など目立たないところに押されます。....続きを読む
2020年05月26日 銀の種類や間違いやすいもの 突然ですが、「銀」と言われて何を思い浮かべますか? 指輪やネックレスなどのアクセサリーや、ティーポットやスプーンなどの食器ではないでしょうか? もし「金」では?と言われればすぐに「延べ棒」を想像することが多いと思いますが銀の場合は既に製品になっているものを想像しがちだと思います。 では製品になる前はどんな....続きを読む
2020年05月20日 銀のお手入れ方法 銀は黒ずんでしまうから嫌いだという声を聞いたことがあります。 銀製品を美しく保つ一番のお手入れは、毎日のように使うことです。 そうすることで自然に磨かれ、黒ずみやくすみといった変色が 起こりにくくなります。 また使用後は、やわらかい布などで水気や汚れ(指紋など)を 拭き取ることも大切です。 ....続きを読む