仕上げの種類

仕上げの種類
前回は研ぎについてご説明しましたが、 今回はその次の工程「仕上げ」についてご紹介します。 仕上げとは名前の通り品物の最終的な見た目を決める作業であり、 どういった仕上げにするかによって品物のイメージはガラッと 変わってきます。どういった仕上げ方があるのでしょうか? 1.鏡面仕上げ(バフ仕上げ) こち....続きを読む

仕上げ前の要「研ぎ」

仕上げ前の要「研ぎ」
一般に、「研ぎ」と言われてイメージすることは、切れなくなった包丁や刀を砥石でこすって切れ味を復活させて鋭くよく切れるようにすることだと思います。 もしくは、お米も研ぐ、かもしれませんね。この場合は磨くと書いて「磨ぐ」(とぐ)と書くこともあります。 弊社で「研ぎ」というと、砥石で砥ぐ作業と炭で研ぐ炭研ぎ(すみ....続きを読む

香炉とは

香炉とは
弊社はゴルフなどのスポーツ大会で使われる銀カップをメインに製造してきた経緯があり、銀カップの製造が一番多いですが、仏具も手掛けており、その一環として香炉を作ったこともございます。 香炉とは、香料を加熱して、香りを発散させるために使う器のことをさします。仏具では、灯明、花瓶と合わせて、三具足、五具足と言われる重要な....続きを読む

ロウ付けとハンダ付けの違い

ロウ付けとハンダ付けの違い
ロウ付けという言葉を聞いたことがありますでしょうか? 弊社では銀カップなどの製造の際に、よくハンダ付けを用いますが、ロウ付けも必要に応じて行います。 ハンダ付けもロウ付けも、溶接の手法の一つですが、どのように違うのでしょうか。 ハンダ付けは中学校の授業などでやったかもしれませんが、電子工作でお馴染みの....続きを読む

知ってますか?やっとこ。毎日楽しくやっとこ。

知ってますか?やっとこ。毎日楽しくやっとこ。
「やっとこ」という言葉を聞いたことがありますか? 「やる」という日本語の語尾に「とこ?」を付けた、「やっとこ?」ではもちろんありません。 新型コロナウィルスの影響を受け下火の製造業の弊社、やっとこさ生きております。の「やっとこ」さでもありません。 道具の名前です。 「やっとこ」とは、別名....続きを読む

やすりについて

やすりについて
やすりは、品物をつくる上で必要不可欠です。一番奥深く、重要な技術と言っても過言ではないかもしれません。 弊社の現場では、まず最初にやることは「透かし」です。透かしとは弓ノコ(糸鋸)で銀の板を切断することです。透かしは慣れるのに割と時間はかかりませんが、やすりは一筋縄ではいきません。 例えば、カップの手(取っ....続きを読む

世界猫の日デー

世界猫の日デー
日本の猫の日は、猫の日実行委員会がペットフード協会と協力し1987年に制定。猫の鳴き声が「にゃん」と聞こえることから語呂合わせで2月22日になりました。 「にゃん にゃん にゃん の日」と言われています。 2月22日という日付は、全国の愛猫家からの公募で決められました。 「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝する....続きを読む

銀でお湯を沸かそう

銀でお湯を沸かそう
作り手のジレンマ、それは、 「自分たちで使いこむことなく、作るだけで終わってしまう」こと。 どうしたってお客さんに完璧な状態でお渡ししたいですから。 とはいえ、作るときは常に使う人のことを考えて作ります。 持った時のバランスや、注ぎやすさ、さらにフタの裏側に吹きこぼれ防止の湯返しの細工をしたり、....続きを読む

扇に関する豆知識

扇に関する豆知識
扇についてご紹介します。扇といえば普段ウチワのように扇ぐ、扇子を想像すると思いますが、縁起物としての扇子をご紹介します。 扇は「末広」ともいい、古くから縁起の良い品物として床飾りなどにされてきました。金や銀細工で製作された扇は海外向けの記念品としても人気があります。 銀製扇の扇面は一つ一つ職人の手に....続きを読む

挽き物加工とは

挽き物加工とは
今回は「挽き物加工」をご紹介します。 挽き物加工は、以前ご紹介した絞り加工の続きの工程です。 ※「挽く」は金へんの「鋔」の字を用いることもあります。 挽き物加工風景 (協力:高倉製作所様) 挽き物加工をものすごく簡単に説明してしまうと、絞り加工した品物の表面を削ることです。 表面を削る理由は....続きを読む