真鍮あれこれ

真鍮あれこれ
真鍮は黄銅(おうどう・こうどう)とも言い、銅と亜鉛の合金です。 黄色い光沢があるため、貧者のゴールドとも言われたりします。 実際磨くと綺麗ですし、イブシ加工をしてもカッコ良いです。 日本で真鍮が使われるようになったのは江戸時代中期以降と言われております。 真鍮には様々な種類があります。 銀にもその含有率ご....続きを読む

金槌カンカン

金槌カンカン
金槌はトンカチと呼ばれたり、 一般的に釘を打ったりするのに使うイメージかと思いますが、 弊社はじめ金属加工の世界では多様な使い方をします。 そのほんの一部をご紹介できればと思います。 仕事で使う金槌は頭を加工し様々な役割を持たせた物が多いです。 それ専用に頭の形を変えてしまうことも日常茶飯事です。 大き....続きを読む

職人冥利!オーダーメイド案件

職人冥利!オーダーメイド案件
オーダーメイドの大きな特徴は『世界に一つしかないもの』という点です。 大量生産の既製品よりどうしても割高になってしまいますが、 自分好みにカスタマイズできたり、贈り物としても大変喜んで頂けたり、 愛着はひとしおのものと思います。 と同時に作り手の我々としてはオーダーメイドは未知との遭遇であり、一度も作っ....続きを読む

メッキの基本知識

メッキの基本知識
メッキは実は外来語ではなく、生粋の日本語で、漢字で書くと 「鍍金」となりますが、鍍が常用漢字ではないので、 JIS規格ではひらがなで『めっき』と表記します。 ここでは読みやすいようにカタカナでメッキと書きます。 弊社は金属加工業なのでメッキとはとても縁があります。 会話の中でメッキという言葉が出ない日は一....続きを読む

純銀はとても柔らかい

純銀はとても柔らかい
銀製品を作る際、純銀があまり好んで使われないのは、 純銀は柔らかく傷つきやすいためです。 そこで割金(わりがね)と呼ばれる別の金属(主に銅)を混ぜ、 硬さなどの性質を調整します。 1000分の30混ぜたものを970 1000分の50混ぜたものを950 1000分の75混ぜたものを925と呼びます....続きを読む

銀の殺菌作用

銀の殺菌作用
先日NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」で 殺菌、滅菌、除菌、抗菌の違いは何か?ということを取り上げていました。 うろ覚えですが、殺菌は薬品その他などで菌を殺すこと・消毒すること、 滅菌は菌を完全に殺し無菌状態にすること、 除菌は手を洗うなどすることで、まだ実際には菌が少し残っていて、 抗菌は菌....続きを読む

銀の箸作り・お箸の豆知識

銀の箸作り・お箸の豆知識
弊社では銀製のお箸を製作しております。 お箸は貰っても困らないアイテムなのでプレゼントとしても人気です。 お箸は2本揃わないと機能が果たせず、2本で1膳になり 離れることがないことから、共に協力し支えあっていくことから、 ご夫婦や結婚祝いに喜ばれます。 「箸」と「橋」がかけられ、「幸せの橋渡し」とも言われ....続きを読む

仕上げの種類

仕上げの種類
前回は研ぎについてご説明しましたが、 今回はその次の工程「仕上げ」についてご紹介します。 仕上げとは名前の通り品物の最終的な見た目を決める作業であり、 どういった仕上げにするかによって品物のイメージはガラッと 変わってきます。どういった仕上げ方があるのでしょうか? 1.鏡面仕上げ(バフ仕上げ) こち....続きを読む

仕上げ前の要「研ぎ」

仕上げ前の要「研ぎ」
一般に、「研ぎ」と言われてイメージすることは、切れなくなった包丁や刀を砥石でこすって切れ味を復活させて鋭くよく切れるようにすることだと思います。 もしくは、お米も研ぐ、かもしれませんね。この場合は磨くと書いて「磨ぐ」(とぐ)と書くこともあります。 弊社で「研ぎ」というと、砥石で砥ぐ作業と炭で研ぐ炭研ぎ(すみ....続きを読む

香炉とは

香炉とは
弊社はゴルフなどのスポーツ大会で使われる銀カップをメインに製造してきた経緯があり、銀カップの製造が一番多いですが、仏具も手掛けており、その一環として香炉を作ったこともございます。 香炉とは、香料を加熱して、香りを発散させるために使う器のことをさします。仏具では、灯明、花瓶と合わせて、三具足、五具足と言われる重要な....続きを読む