彩金・沈金・金差し
金差・沈金とは、部分的に金メッキをかけることでロゴや文字など、彫刻を際立たせる手法です。彩金とも呼ばれております。優勝カップでは大会名などの彫刻によく施されておりますので、スポーツのニュースなどでトロフィーを見かけたら是非見てみてください。
弊社ではゴルフの大会をメインに銀カップを製造しておりますが、権利等の関係で写真を掲載することができず心苦しいですが、ほんの一例をご紹介致します。
まず、沈金と金差しの違いですが、彫刻の掘った箇所に直接金メッキをかけるのが沈金です。
彫刻箇所と彫刻箇所の間など、平らな部分に金メッキをするのが金差しです。
それで実際に金差しをやってみましょう。これは弊社の銀製一口ビールコップです。
やり方は色々ありますが、今回はマスキングテープを使用し、部分的に金メッキを施しました。
メッキは電気を使用するので、通電しない部分はメッキがのりません。広い範囲で金メッキをし、マスキングをしてから不要な金メッキを落とす手法もあります。
今回は金差し部分を改めてマスキングをし、そのまわりを少しあらして金差し部分を際立たせてみました。
「ぼかし」と呼んでいる手法です。
あらしやぼかしについてはこちらで、
メッキについてはこちらでも紹介しております。