ぼんぼんボンボニエール
明かりをつけましょぼんぼりに~♪
今日は3月3日のひな祭り。令和3年なので、「333」ですね。
ひな祭りと言えば甘くておいしいひなアラレ。
ボンボニエールに入れてみました。かわいいですね。
今回はボンボニエールにフォーカスを当ててみようと思います。
と言いましても、弊社は作るのが専門なので、ボンボニエールの作り方は色々と思い浮かぶことところがありますが、そのものの知識はさっぱり・・・
ということで、色々なサイトを参考にさせて頂きながら調べてみました。
ボンボニエールとは、ボンボン入れとも呼び、ボンボン(砂糖菓子)を入れる入れ物(エール)のことです。
ヨーロッパでは子供の誕生や結婚の際などにお菓子を送る文化があるそうで、そのお菓子の入れ物にも記念品としての役割が生じ、入れ物の装飾を凝ったものにしたのがはじまりとのこと。
日本でも皇室の慶事の際に配られる引き出物に用いられることもあり、銀製の物が多いですが、現在の皇室では陶磁器製の品物も製作されています。日本では金平糖が入れられる事が多いです。
日本で砂糖菓子と言えば金平糖ですよね。
ボンボニエール製作の元を辿ると、江戸時代にまで遡ります。
当時、優れた技術を有していた刀剣装飾工芸の職人たちは廃刀令の後、職を失ってしまいます。彫金師、金工師、漆職人などの日本の伝統的な技術を担ってきた職人技が失われる事のないよう、皇室としては菓子器を通じて守ろうとしたのではないかと言われています。
日本は万国博覧会にて日本製品を外国に売り込む事に励み、日本の伝統的な工芸意匠の凝らされた銀製の菓子器は海外で高い評価を得ました。
日本で皇室の公式行事で最初に配られたのは明治22年の憲法発布記念式典ですが、この時のボンボニエールについて詳細はあまり分かっておらず、既存の銀製品に菊紋を入れて製作されたと思われます。
大正~昭和10年代前半には大流行期を迎え、皇室以外でも製作されるようになりました。
弊社でも銀製のボンボニエールを製作しております。
日本ではお中元やお歳暮、ちょっとした訪問の際などにお菓子を送ることはありますが、凝った入れ物に入れて送ることはめったにありません。
そこで、改めて入れ物にこだわることで、気持ちや想いが伝わるのではないでしょうか?大切な方やお世話になった方、出産、結婚などの慶事の贈り物として、中身以上に記念品となるボンボニエールはおススメです。贈った後も大切なアクセサリーをしまったり、ジュエリーボックスや小物入れ、インテリアとしてもおしゃれです。
高貴なイメージが強く、あまり馴染みのないボンボニエールですが、改めてプレゼントとしての価値を見直して頂ければと思います。
~参考にさせて頂いたサイト~
好きなものを大事に入れておきたくなる「ボンボニエール」
皇室の菓子器「ボンボニエール」