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銀の種類や間違いやすいもの2020年05月26日

突然ですが、「銀」と言われて何を思い浮かべますか?

アクセサリーでしょうか?スプーンなどの食器でしょうか?
「金」といえばすぐに「延べ棒」を想像することが多いと
思いますが銀の場合は既に製品になっているものを想像します。

では製品になる前はどんな形をしているのでしょう?

わたくしも鉱山から採掘された状態を見たことはありませんが、
精製された銀はインゴットという塊や笹吹(ささぶき)という
粒状の状態で流通しております。

インゴット
インゴット(クリックして拡大)
笹吹
笹吹(クリックして拡大)

インゴットには純度が99.99%(通称フォーナイン)と
99.9%のスリーナインがありますが、わたくしどもは
フォーナインのものを「純銀」、「サラ」と呼んでいます。
(余談ですが純金は「ヤキ」と呼んでいます)

これを溶かし、さらに加工しますが、そのときに別の金属をまぜ、
強度・耐久性を高めます。
銀は金属の中でも加工しやすい素材ですが、純銀は特に柔らかく、
爪で押した程度でも傷がついてしまうほどです。

シルバーアクセサリーなど見ているとよく「925」という表記を
見かけると思いますが、それは銀の含有率を表しており、
純銀を1000%として、925%が銀で、残りは銅が主です。

他にも950%(ブリタニアと呼ばれたりします)、
970%などもあります。
一般にスターリングシルバーは925のことを指します。

数字は多いほど純度が高くなりますが、柔らかくなりますので、
アクセサリーやスプーンをはじめとする食器など
強度が必要なものは925%がよく用いられます。
またトロフィーなど曲げ加工が必要なものは970%などを使用します。

ちなみに職人の世界では925を7部落ち、950を5部落ち、970を3部落ち
と呼んだりします。

ちなみに「洋白」「洋白銀」「洋銀」、
英語では「ニッケルシルバー」や「ジャーマンシルバー」
と呼ばれるものは「銀」「シルバー」という名称がついていますが、
銅やニッケル、亜鉛などの合金で、実は銀は一切含まれていません。

また、ピューター(白目)と呼ばれるものは、
スズを主成分とするイギリスで昔から親しまれています。
日本も錫(すず)の食器が古くからあり、銀に似た白い金属です

簡単な見分け方は「刻印」を見ることですが、それはこちらでご紹介します。

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