お金を出す人、出さぬ人

先日、自分が所属している習い事の教室の先生へ、長寿のお祝いをしようと思い自社製品を提案しました。

しかし問題があり、誰が出資すべきかで色々仲間内で相談しました。
生徒全員で割れば単純なのですが、最近入ったばかりの方に急にお金を出して頂くわけにも行きませんし、入って数年の方にも同様に言い辛いです。先生に対する気持ちもまちまちでしょうから、誰に声をかけるか非常に腐心しました。
結局自分よりも先輩という線引きをしてお金を等分に出し合うことにしたのですが、今度は贈り物にその旨をどのように表現すべきか悩みました。

何も言わずに贈呈し、後日お金を出していない人に対し先生が「有難う」とおっしゃったり、もしかしたら返礼品などあった場合、何のこと?となってしまいます。
かと言ってお渡しのタイミングで(全員が揃っている場で)、お金を出したのは私たちですと手を挙げるのもとんでもないことです。

そこで記念品のプロである弊社内でも相談し、名刺ほどの小さなメッセージカードに出資者の名前を書き、贈答用の桐箱の中に同封するという方法が一番いやらしくなく失礼もなくスマートだということになりました。

これで一件落着、とはなりません。次は熨斗にどう書くか、です。
「祝 〇〇寿」はともかく、贈り主に「生徒一同」と書くとまた同じ問題が出てしまいます。
ここでも一工夫し、「〇〇教室 有志一同」と書くことにしました。

このような運びで無事贈り物をすることができ、先生にも喜んで頂きました。

お金の問題は繊細です。みんなで贈り物をする場合はよくよく気を遣うべきだと改めて思いました。

ぐい吞みB