今月に入り、コロナの第3波が発生しております。
ただ驚くことに1日に5万人感染者が出る国もある中、
日本は先月累計で10万人を超えたと発表されました。どこまで詳細な数字かは不明ですが、
明らかに日本は島国ということの利を生かして感染を食い止めているのだなと感心させられます。

そんな中、弊社はコロナ感染者こそ出ませんが、業績は厳しい状況ではございます。
感染防止の観点からテレワークと1時間の時短業務で何とか雇用を維持しながら新規開拓を
日々模索しております。今回の未憎悪の疫病、誰もが経験がないし
予測も難しかったかと思います。

ただ「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、イレギュラーを想定して、
常に土俵の中央で構える、土俵際に追い込まれないことの重要さが身に染みた企業も
多かったのではないでしょうか。

私もこんなコロナ禍が5年前に起きていたら、先陣をきって営業活動していたと思います。
ところが昨年から次世代を育てる目的で、私は後方支援にまわる決断をしました。
出来る限り現役でいたいという考えもありますが、
次が育ちにくい環境になることは容易に想像がつきます。
そこで私の給与を下げて、労働時間を短縮し、若い者が会社の顔になるよう舵を切りました。
そんな折にこのコロナです。
戸惑いはありますが、しかしどんな環境下でもやることは同じです。

新規顧客・売上を増やすにはいくつかの方法が存在します。
1つはコネクション(コネ)です。コネといっても2通りあり、1つは自分の力で築いたコネ、
もう1つは親や先代から引き継いだコネです。
両社は大きく意味合いが違います。なぜなら後者はその存在がなくなった時、
流れが変わる危険性があるからです。コネは即効性が高いのが利点ですが、
弱点は担当が変わればゼロにもなるということです。

もう1つの新規開拓の方法はお客様に寄り添い信頼していただく営業です。
それは簡単なことではなく、商品知識も高め、「No」を言わないスキルも必要とされ、
時間も労します。でもこれができれば、どこが相手でも通用します。
新規顧客や他業種にも自信を持って飛び込めるでしょう。

ネガティブなことばかり考えさせられるコロナ禍ですが、
真の力を身に着ける絶好の機会に恵まれたと前向きに思うようにしたらどうでしょうか。
弊社は記念品を製作・販売している会社です。
「何故記念品を製作するか?」の意義をしっかり考え、お客様やその先のお客様やお相手の方
が喜んで感動してくださる景色を思い浮かべ、
表彰することで社員やメンバーのモチベーションUPに繋がる象徴としての役割があることを
常に自覚し対応しなければなりません。
私共のスタッフ、特に現場は2まわりくらい若い社員さんが中心となっております。
昨今、職人不足が進むなか、これは大きな武器だと思います。
彼らを育てる意味でも何かお話を頂戴できますと有難く存じます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。