消費者物価に給与UPが追いつくために
2025年、給与のUP率、大企業で5.5%、中小企業で5%前後という見通しだそうですね。
恐らく零細企業は、かなり厳しい現実かもしれません。
そんな折、私の仕事は主に資金繰りが中心で、以前に比べ、暇な時間が増えました。未だにご来訪いただけるお客様は対応しておりますが、案件次第では社員さんに任せることも増えてきました。
それは、「オーナーが亡くなった」=「廃業・解散・最悪は倒産」、これを回避するため、今からできること、
それらを社員さんに経験してもらい、私が不在になってもポテンシャルができるだけ落ちない組織にしていけたらと考えているからです。
聞きに来ない人に、あれやこれやと意見をしても、身になりません。私はいつでも会社にいるから、困ったことや助言が欲しかったら相談してね。
以前も別のコラムのテーマにしましたが、前者がティーチ、後者がコーチです。
表彰プラザ社長ブログ:ティーチとコーチの違い
「会社の業績UP」=「社員さんのスキルUP」だと思います。
そのためにはオーナーが常に成功体験まで辿り着き、成長し、コーチできる環境をつくることだと思います。
私が代表になる以前は、ものづくりのプロ、これで会社が持続していけました。何故?売るプロが身近に存在したからです。
しかし今は、全く環境が異なってきて、買い手市場が長く続いた影響と、国産に拘らず、海外産の安価な、予算が下がっても、要は楽に販売できるアイテムへと変化、故に営業マンと呼べる方がビックリするほど、少なくなりました。注文が入ってから業者さんに発注、それを指定した場所に指定した時間までに届ける、下手したら直送です。
私はウーバーイーツァーと呼んでおります。ところが、弊社の社員さんから、ウーバーイーツの方に失礼ですよ、やり方次第で、稼げる人とそうでない人が存在しますから、だそうです。
だから冒頭に記した、給与のUP、こんな状況で実現するのでしょうか?半年前に来年度の予算をご案内しても、同じ物を同じ価格で納品できないなら、他のアイテムに変更します、これをその場で即答する方、希少ですが存在します。
しかも面倒なことに、担当者が言っているなら、スキルに致命的な問題があると解釈しますが、その会社の大将が、わざわざ来訪され、厳しいから協力してくれないかという始末。
経営者が、それを言ったらアカンでしょ!
恐らく利益を減らしても、上げたところの分をいただいて売上を伸ばす、こんな目論見だと思いますが、正直間違っていると思います。
こんな経営者がいる限り、業界全体のパイを大幅に縮めるし、職人さんも根絶され、社員さんはいつまでたっても成長しないという悪循環に陥るからです。
私共は人のふり見ての言葉とおり、成功しているところ、苦戦しているところ、それを分析し、将来に向けて、今できることを粛々と、失敗を恐れずチャレンジしていくことで、誰かのお役に立つ、その為に、まずは自分ではなく使っていただく方を意識し、これからも、ものづくりに取り組んでいけたらと考えております。
今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。