2025年のテーマ=週40時間を効率良く


昨年、弊社では3つの「新」を目標に掲げましたが、
一年だけの取り組みではなく、永遠のテーマだと思います。
新しい顧客先の開拓、新しい製造依頼先の開拓、それに新製品の開発、
これを同時で行わないと企業は傾いてくると思っております。
高度経済成長期は、普通に取り組んでも2~3%、頑張ったところは10%以上成長していたそうで、
平均7%は伸びていた時代がありました。
でも現在の我々零細の製造業、決して成長曲線を描けておりません。
職人さんの高齢化、週休2日制にともなう生産力の低下、これらを加味すると、
今まで一か月あれば対応できた案件も、45日あるいは、
それ以上日数が掛かるという悪循環に陥っております。
それを打開するため、お客様へ事前にインフォメーションし、一つの案件で飛び回ることの
ランニングコスト削減をお願いしておりますが、理解できない方も一定数存在し、
頭を悩ましております。

そこで弊社は、この期に及んで、コストUPは駄目、いくら事前にインフォメーションしても
大特急になる、この両方に当て嵌まるのは、決まって同じ人・会社なので、
そこからの撤退を推し進めていくことを本気で考え始めました。

何故か?その対応をするために人を増やす、または3つの「新」の弊害になるからです。
確かに予算が上げられない事案も存在するかと思いますが、ほとんどはエンドユーザーさんと
メーカーの間に入る「人」がお客様に問合せないで勝手に単価は据え置きと言い張る、
またそういう方はリピート案件の確認もしない、連絡もらってから発注を出す、
つまりは営業を全くしていない、納品だけ、これは配達業で、
こんな人に新規案件が集まる訳がないような気がします。

弊社では昨年から、10,000円の経費を掛け、10,000円の売上も無い、
しかも直近5年、同様な顧客先様への対応を回避するよう舵を切りました。
当然不満も出ましたが、私が全てそのご批判は承ることにして、
営業の者には、週に40時間しか働けない中、いかに効率良く時間を使えるか、
その為には、決定力のない方へ提案を出すのではなく、確率の高い方から、
より声を掛けていただける環境を構築し、そのうえ私の名前を知らない顧客先の開拓に
時間をさくよう促しておりました。
その成果は徐々に表れてきて、スキルは確実に上がってきたことは実感しております。
あとは新規顧客先様からの成功体験だけだと思っておりましたが、ようやく、その光も見えてきました。
そこで今年の弊社のテーマですが、週40時間をいかに効率よく使えるかに決めました。