老いとの闘い


いよいよ花粉に苦しむ季節が到来しました。以前は辛い日々がしばらく続くなと落ち込んでいましたが、
今はその時期はゆっくり休みなさいという意味なのかと捉えることにしました。
負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、
ゴルフやお酒を控えることで(症状がひどくなる要因)健康面や
金銭面でプラス要素になると信じて過ごすことにしております。

そんな中、最近は社員さんと色々話す機会が増えました。
その内容で成長しているかどうか判断できます。
ある程度は指示も出すし、方向論も伝えます。そこから先は本人次第です。
こうしたほうが良いよと言って、その理由を説明しても、
聞く気が無い者には全く理解できないし、興味もない。
小学生低学年に中学高校で習うことを言っても、なかなか理解できないのと同じで,
その人のスキルに沿ってアレンジが必要かと思います。

以前から、営業とはヒヤリングだという持論があり、エンドユーザーさんが何を欲しがっているか、
どうしてもらいたいかを聞き出す、それで決定力や満足度は左右されます。
では何を聞いても答えていただけない顧客先もおります。その時はどうするか?
こんな会話を社員さんと日々やりとりしています。つまり提案案件で、相談を受ける際、
私は営業の者にヒヤリングをします。何を聞いた?何て答えた?
しかしこれは以前の会話で今は少し異なります。

先程の手応えが無い場合、下手な鉄砲になりかねない。
それを回避するため、私ならこうするよと具体的に伝えます。
最初から自分の考えを述べるのではなく、まずは質問します。
その結果イメージがつかめなかった場合、よく音声案内で予めお問合せ内容を確認するのに、
数字の0を、それ以外は1を、こんな経験お持ちですよね。これを実践すればよいのです。

ではアイテムが確定していて、大きさ、素材、予算も聞けている。どんなデザインがよいか?
まず自分で、誰がお使いになられるか、次にどの目的でお入り用か、そしていつお使いになられるか、
これらをイメージしたうえで、年齢層を推測し、そうなると使用目的はこれですよね、
それなら0で如何でしょうか?
つまり0か1か2(0はシンプルでオーソドックス、1は斬新で今まで無かったような物、
2はその中間)のどれかを必ず相手先から聞き出す努力をすることだと助言します。

こんな日常です。私も一昨年60歳になり、現在一番気掛かりなのは老いです。
そのため、天気が悪くない限り散歩する、それと緊張感のある場面に出来るだけ身を置き、
常に考える、そして人と会話することで、一日でも長く老いとは無縁な未来をおくりたいと願い、
そして愉快に賑やかに仕事を楽しめるよう、
社員さんに言葉を掛けていこうと思っております