一流の営業マンを育てる


来年に向けて、お客様に今年の7月あたりから色々と根回しをしているところです。
それは、物価高騰に追い打ちをかける貴金属の急騰、これに対しどう予算を上げていただけるか、
仮に希望がかなわなかった場合、サイズ縮小なり代案という形で、何とか継続してもらえないか、
これを今からエンドユーザー様にインフォメーションしていただくよう、お願いしているところです。

何故、そうしなければいけないかと申せば、安価な輸入製品に変更=職人の廃業、
その先は業界の衰退へと繋がるからです。
業界の衰退

貴金属は国際相場で、高くなれば安くなることもあります。
ただ、このまま貴金属が高騰していくと、2024年に10,000円だった物が2025年に12,000円、2026年~2030年までに30%値上げできれば15,600円になります。
これが、据え置きなら10,000円、コスト削減で8,000円にでもなれば、
上げられた所と比較すれば、約半分になります。

これらでお分かりかと思いますが、この現象は成長産業とそうでないところ、
これは当然ですが、成長産業でも、誰が営業に行くかで、これだけ変わるわけです。

つまりは、一流の営業マンを育てることが、どれだけ会社の利益に貢献できるか、
ところが、中には何の研修も行わず、いきなり外に出す。お客様に育てていただく?
果たして正解か?どれだけ業界に迷惑を掛けるか、計り知れないと思います。

しかも商品知識も低いし、また覚える気もない、だから誰かに聞きたいけど、
聞ける人も存在しない、こういう悪循環に陥るのです。

加えて、ライバルがまだ同業者だと思っておられる。イベントであれば、
どの産業に予算を割いてもらえるか、他業種と競争することで、π(パイ)は膨らみますが、
同業社を意識していたら、値引き合戦でπは縮みます。

これだけデフレが長く続き、諸外国に追い越されている中、
これから所得を増やそうという方向に政府が舵をきっても、
予算が上がらない=営業マンのスキルが原因と言われても仕方がないかと思います。

しっかりと資料をお見せし、交渉をしていただく、これが一番大切ではないでしょうか。

それだから営業は会社において花形と言われるのだと思います。
どの部門も優秀な人材は必要不可欠ですが、外貨を稼ぐ営業が不甲斐なければ、会社は潤いません。

さあエールを送ります。会社の将来の為に戦いましょう。そして自分の所得を増やしましょう。