数年先を見越した戦略
今年もゴルフに行く際は、必ず天候に恵まれます。GWも、日光連山を眺め、
ゴルフ場に咲く花の写真を撮りながら、のんびりと過ごすことができました。
ただ、その後血圧が急上昇したため、食事の節制ならびに、お酒の量もほどほどにしました。
健康に気遣いながらも、笑いの絶えない日々を送っております。
今期(6月決算)に関しては、私に限っては、目茶目茶お仕事のお話が入り、
その中でプライベートでも色々と遊び、充実した期間を過ごすことができました。
ただこれには、仕事をさぼった際や、私が苦手とする分野で協力してくれた社員さんにも
感謝しなければいけないので、3月には南千住にある、うなぎ屋さんの「尾花」、
今月は鶯谷にある焼き肉屋さんの「鶯谷園」で希望者のみご馳走と、あいなりました。
こんな流れがしばらく続くと良いのですが、世の中そんなに甘くありません。
すでに兆候は表れていて、昨今では珍しく私、暇を持て余しております。
その原因は幾つか考えられますが、一番は金銀材料の価格の、想定をはるかに上回る上昇だと思います。
これはしばらく続くと思われ、来期は相当厳しいことは容易に想定がつきます。
したがって弊社では、社内で意見を集約し、基本に立ち返り、ぶれずにこの難局を乗り切ろうという
決起集会も兼ねて、焼肉パーティーを開きました。
基本とは何か?製造面では常に新商品の開発、製造方法へのあくなきチャレンジ、
若い職人さんのスキルUP、これは当たり前ですが、再度確認しました。
営業面では、ただ案件を待つのではなく、企画をお客様に売り込むこと、
そして一番大事なのは、
この業界の最大の問題でもあり弱点である、「エンドユーザーさんが何を考えておられるかを無視する」
(ひいては中間業者の担当者の顔色ばかり見る)=遅かれ早かれ必ず淘汰される人材
この方々とどうやって向き合っていくか、真剣に考える時が来たのかと思っています。
そんな中、先日もお客様が来店され、
「相変わらず社長は生き生きとして楽しそう」
「暇だからまた遊びに来てよ」
「暇なの?」
「目茶目茶暇だよ」
なんて会話がありましたが、その中で今弊社が開発している記念品を見てもらったり、
意見を拝聴したり、昨今の動向を伺ったりと、あっという間に2時間くらい過ぎました。
この方も記念品業界の方ではありません。弊社の新製品開発は、すでに違う畑に向いておりますが、
エンドユーザーさんの欲することに今一度、焦点をあて、立ち直っていただければ、
今までお世話になってきた職人さんにも仕事をお願いできます。
今の業界向けに新製品を開発する気が無くならないうちに、気が付いてもらいたいものですね。
誰でも想定できる簡単なロジックなのですから。