70周年を迎えるにあたって


7月に入り、例年より暑い日が続きますが、お変わりありませんか?
温暖化の影響か、海水温が高く、九州北部で線状降水帯が発生し、命を脅かすほどの豪雨、早く平穏な日が訪れる事をお祈り申し上げます。

話は変わりますが、先代である私の父が立ち上げた内藤銀器製作所、今年の10月で創業70周年を迎えることになりました。
バブルがはじけてからは、買い手市場が長く、製造業はかなり厳しい状況が続いており、関連業者の廃業は日常茶飯事。それでもまだメーカーよりもお客様の顔色ばかり見ている記念品業界は、これから正念場を迎えると思います。

そんな中、正直よくここまで継続できたなと思います。何も手を打たなければ、難しかったでしょう。弊社は提案力を磨き、コンセプトをお客様と共有し、喜んでいただける記念品を製作してきたから生き残れたのかと思っております。

確かに弊社は業界から離れれば、ノンブランドで知名度はありません。周年記念においては、包装紙にこだわる法人さんも多く存在するかと思います。
ましてや外国産の量産品が出回り、原価効果が高い品が選ばれる機会も多いと思います。
弊社はそこと闘う気は全くありません。量産品は配られた方にも価格はガラス張りで、誰でも手に入れることができます。
また会社のこれまでの軌跡は、なかなか表現できません。しかしオーダーメイドで製作したら、割高になるかもしれませんが、そこに渡す側の意志が、いただく側に伝わると思います。

そんなメッセージを込めた記念品、弊社ではヒヤリングのもと、デザインコンセプトを添え、喜んでいただける記念品をご提案、製造、納品業務に至るまで、全て自社内で対応させていただきます。

弊社は銀器という名前が先行して、銀以外の金属は扱ってないように思われがちですが、銀以外にも、金・銅・真鍮・洋銀なども手掛けております。また金属との複合製品として、ガラスやアクリル、木工なども対応できますので、今後、周年記念や叙勲等、企画がございましたら、遠慮なくお申し付けください。

それにしても暑いです。でも夏本番はこれから訪れます。くれぐれもお体ご自愛なさってお過ごしください。