基本が大切


9月に入り、立て続きに台風が襲来、先月は東北地方に大雨、自然の前に人間は無力であることを実感させられます。早く穏やかな生活に戻れるようお祈り申し上げます。

話は変わりますが、私は学生時代には釣り、30半ばからはゴルフにはまり、その他にも仕事に携わったことで色々なことに興味が広がりました。基本的には誰かに影響を受けてということが多いかと思います。
釣りの場合は、叔父に「若いのに休みに家にいるなんて勿体ない、俺に付き合え」と言われ、ハゼの天ぷら船に乗ったのがきっかけです。
その後は友達と船に乗ったり、防波堤でクロダイ狙ったりしました。なかでも一番夢中になったのがブラックバス釣りで、毎週のように釣行し、社会人になってしばらくしてからは、館山でボートを借りて、船頭さんに任せるのではなく、自分の好きなポイントで、仲間と意見交換しながら考えて釣行していました。仕事でよく考えて行動する基礎になっているような気がします。

また祖父が格闘技が好きだったので、ボクシングや総合格闘技もよく見に行くようになりました。
弊社ではチャンピオンベルトもかなり作成させていただきましたので、急ぎ仕事の御礼という名目でチケットを頂戴し、埼玉スーパーアリーナや後楽園ホールにも足を運びました。

先日Youtubeで、井上尚弥選手が所属されている大橋ジムの会長さんがチャンピオンの素顔について語っておりました。
兎に角、真面目で、お父さんも素晴らしい方で、よく教育されているそうで、才能は言うまでもなく、基本動作であるジャブの打つ・戻す、ガードを上げる、この反復をひたすら練習しているそうです。試合ではカウンターパンチを当てるために、幾らかガードを下げる時もあるけど、練習では常に高い位置で構えているそうです。

大切なのは基本だそうです。

確かに我流で始めたゴルフ、どうりで上達しないわけだ。下手を固めてしまって、時すでに遅しかも?
バス釣りなんか、狙ったポイントに正確にルアーを投げないと釣れませんし、私は不器用なので、その辺りは仲間よりはるかに下手でした。
ただ、バス釣りの大会の時、仲間は事前に試し釣りに行きますが、私はぶっつけでした。何故か?
活性の良いバスがどこにいるのか、前に来た時と同じ気温、風であっても前日からの変化によって違うことがあり、余計な知識が邪魔になることがあるからです。
なので食いが悪い時だけは活躍できました。

趣味は所詮シャレですけど、ビジネスは本気度が異なります。弊社では現場の社員さんには、まずは基本を覚え、道具を上手く使いこなし、
なおかつ美しいフォームで作業するよう、うるさく指導しております。

営業も同様で、作り方が解からなければ、製造業の営業は務まりません。守備範囲が仕事の暗い方のみとなり、今までの私の経験から、そういう方は提案と見積は提出しても、そのほとんどが無駄になります。やはり基本動作の反復と言われた大橋会長の言葉に説得力を感じました。

我々はMade in Japanというブランドを常に意識して、質が良く壊れにくく、そしてデザインに優れた記念品製作を心掛けておりますので、何か計画がございましたら、お話を聞かせていただけますでしょうか。よろしくお願い致します。