「ありがとう」って言葉は人の心を豊かにしませんか


ようやく寒かった冬から桜咲く春へと季節が変わってきました。そうなると私は悶々とする日々、そう花粉症です。今も鼻にティッシュを突っ込んで、目もうるうる状態、でもあと1ヶ月で下手な横好きのゴルフが楽しめますので、もう少しの辛抱です。

そんなある日、得意先様の社長さんとのディスカッションで、最近「ありがとう」って言っておりますか?また聞いておりますか?と尋ねてみました。
そうしたら「ありがとう」って日頃からよく言っているそうで「ありがとう」って言っている人には「ありがとう」という言葉が返ってくると思うけどなあと申しておりました。私も同感です。
でも御社の社員さんは如何ですか?
誰とは申しませんが、かなりの方が図案提案の要請の際、送っても何の返事も返ってきませんよ。また途中経過の報告も入りませんよ。それは、その先のお客様から特急仕事を間に合わせても、上質の記念品を製作しても、「ありがとう」って言葉が返ってこないから頼み仕事をしてもらっても「ありがとう」と言えなくなっている。
こんな状態で、仕事楽しめておりますか?御社が断るなら他社にお願いするけど、それでも良いの?と常にお客様から脅かされておりませんか?
つまりは無償でサービスすることが当たり前と思われておりませんか?

ところが弊社のHPからお申込みいただくお客様は、全てではありませんが、かなりの確率で返事を頂戴します(お客様の声)。内容は様々ですが、そこには「ありがとう」という感謝の言葉が添えてある時がございます。それでどれだけ弊社スタッフが勇気づけられるか。

当然、記念品業界でも感謝の言葉は発しておると思います。ところが間に入る人がお客様からの感謝の言葉を伝達せず、クレームだけは確実に入れます。
そして、それらの方は、自分で何も考えないで仕入先に無償で提案を丸投げし、しかも5W2H(※HowとHow mutch)の情報も全く足りず、提案しても経過報告もなく、仕事が決まらなくても申し訳なかったねとも言わない。

だから社長さんに、一軒挟まることで、5W2Hの情報量が増えるなら意味があるが、丸投げで、下手すれば納品も直送、それに伝票だけ通過するだけであれば、そんな業者さんは飛ばしていかないと、こんなネット社会の中、記念品業界は生き残れませんよと愚痴りました。

でもそれは得意先でおきている話だけでなく、社内も同様です。営業と製造、どちらも動いてもらうのが当たり前ではなく、自分の不得意なところをお願いするのだから、互いにリスペクトしなければ企業の繁栄は期待できません。得意先に「ありがとうございました」という言葉を発しても、私にはこんにちはと同程度にしか聞こえません。本当の意味が理解できていれば、同じ言葉を発しても相手への伝わり方は違ってきます。だから日頃から常に心の中に「ありがとう」という気持ちを持つことが大切だと私は思います。