弊社のイズムとは
いよいよ東京でオリンピックが開催されます。
開催か中止か、どちらを選択しても、いばらの道が待ち受けているのかと思いますが、日本で開催して良かったねと後に語り継がれるオリンピックであることを祈っております。
そんなある日、周年記念の提案依頼が入りました。アイテム指定だったので、どんな仕様で製作するか、色々考え方向性は見えてきましたが、問題山積。
ではどんな問題か。コストと製作期間、特に後者が大きく立ちはだかり、日本の市場にその材料が不足していて、新規で発注をかける=それだけで3ヶ月、それでは提案できない。
その間、社員さんから何度も意見を聞きました。でも機能的に基準がクリアーできれば、それでOKではなく、品よく仕上がらなければ、私が納得できない。だから改良バージョンでディスカッションし試作、失敗、改良、試作、失敗を何度も繰り返し、
生産可能まで辿り着けたら、相談する予定のプレス加工業者さんが「普通の業者さんなら、とっくにギブアップ、どうしてもこの仕事を社長さんは取りたいんだね」と言われたそうです。
でも私はそんなこと思っておりません。(諦める=普通の業者=スキルUPまで辿り着けない)こんな機会に恵まれたから、予想外の失敗が経験でき、機械設備が整っている業者さんと出会えるというポジティブシンキングのため、実際新たに2社と知り合うことができました。
他の業者さんがNoと言った案件、儲からない、納期が無い、クオリティーがうるさい、この3つが揃った案件は弊社もNoです。ところが製作方法が見つからない、チャレンジ意欲がない等で弊社に辿り着いた案件は、気合が入ります。
どうやって製作するか、現場と対等に意見交換し、記念品が完成したら、どんなに充実感を味わえるか。物造りの一番難しく、また楽しい部分です。
弊社のイズムは他社に比べ、バランスにこだわり、品よく製作すること、そして簡単には諦めず、できるだけ多くの方を巻き込んで不可能を可能にすることだと思います。
これが私亡き後も継続できれば、末永く生き残っていけると確信しております。
オーダーメイドで記念品製作を検討されておられる方は、是非弊社にお問合せいただけますでしょうか。内藤イズムを前面に出して対応させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。