ようやく緊急事態宣言発令の効果が出て、
新規感染者も縮小傾向となりましたが、まだまだ気を引き締めて感染防止を心掛けています。
業界は大打撃を受けております。もちろんコロナの影響が大ですが、
それ以前から根深い問題があるように感じます。
それは業界内だけで競争心理が働いているところです。
業界内だけに目が向いていると、価格競争が働き、
販売価格の値下げ=仕入先への厳しいコストダウン
となり、さらに、
コストダウン=クオリティの低下、
最終的には職人さんの根が絶えます。
目下そちらへ一直線のように思えます。仮に異業種に向いていれば、
できるだけ予算を頂戴する、あるいは継続事案であれば、減らさずという方向に行くかと思います。
我々業界ではゴルフは大きな市場です。
自分のメンバーコースの決算報告書を見る際、
どこにどれだけコストが掛かっているか、興味深く眺めます。
2019年に比べ2020年は厳しい状況に追い込まれておりますが、
20年の後半の勢いからすれば2021年は大幅に業績が回復する予測がつきます。
ただ製品原価がかなり高騰しているなか、いかに継続してお仕事を頂戴できるか?
それを難しくしているのは、本杯製作の時だけ営業して、完成したら顔も出さないところも含め、
アフターフォローをしていない業者が存在するからです。
本来記念品が流通する仕組みが理解できておれば難しい話ではありません。
いかにその記念品を授与される方への敬意、また記念品の価値を高められるかだと思います。
そもそもゴルフ場のクラブ競技には親カップが存在します。
またそのカップを戻す際にレプリカを頂戴します。
何故、レプリカに優勝者の名前を刻まないか不思議でなりません。
全国で名前を彫っているゴルフ場が10%存在するのでしょうか。
それを怠るから記念品の価値は下がるし、予算も同様になると考えております。
ちなみに私共でも1つだけ直接お取引させていただいているゴルフ場がございますが、
親カップのリングプレートは遅くても2週間以内、できれば翌週までに、
レプリカの名入れも同様に対応しております。
私共では記念品は生もの同様、鮮度が大切だと思っているからです。
できることから変えていく、変わらなかったら未来は明るくなりません。
そんなこと出来っこないではなく、どうしたら近づけることができるかを考えるべきです。
と、最近あまりにもしょうもない話が続いたので愚痴っぽくなりました。申し訳ありません。
やっぱり仕事は楽しく取り組みたいです。
「やることやってから言いたいことを言う」を実践できるよう頑張りますので、
よろしくお願い致します。