銀の鍋でしゃぶしゃぶしましたレポート
日が少しずつ長くなりはじめ、その割に冷え込みが増してきた1月某日。
入谷にある内藤銀器製作所の昼休みに不穏な動きが・・・
『銀の器でしゃぶしゃぶやろう!』
社長の謎の一声で近所のお肉屋さんに自転車を走らせる新人君。
そしてとても良い肉を買ってきました。でかした。
以前に、純銀製のフライパンで目玉焼きを作ると美味しいというお話と共に銀製フライパンをオーダーメイドさせて頂きました。
(純銀製フライパン)
その際、うまくできるかわからなかったので試作品も作り、それを使い普通のフライパンで焼いた目玉焼きと食べ比べをしました。
AとBどちらがということを伏せて食べましたが、全員言い当てられました。
ではしゃぶしゃぶをしたらどうだろう?ということで実験をすることになりました。
社長曰く、銀の鍋でしゃぶしゃぶをしたら灰汁が出ないと元専務が言っていた、と言います。
それも踏まえてお昼休みに大実験をしました。
今回は銀の鍋の代わりに銀の花器を使いました。怒られそう・・・
出汁用の昆布を入れていざ加熱。
ふつふつと沸いて来たらいざしゃぶしゃぶです!!
うん!!美味しい!!!
銀の鍋でしゃぶしゃぶ美味しい!!!
さてさて、普通のお鍋はどうかなぁ?
あ、あれ??普通のステンレスの鍋でも美味しい!!
正直、味の違いはわからなかたったです。
では灰汁の方はどうでしょう?
不思議ですね。本当に灰汁が少ないように感じます。壁際にピタリとくっついているのでしょうか。
八角形が良いのか、銀という素材が良いのか、もっと検証が必要ですね(じゅるり)。
意外だったのは野菜でした。
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これは私個人の感想ですが、銀の鍋の方が野菜が柔らかくて美味しく感じました。
ステンレスの鍋の方からは若干の金属味を感じたように思います。
実は弊社のいる記念品業界、特に主力のトロフィーが芳しくありません。コロナ前から下降気味で、コロナ禍ではスポーツの大会が軒並み中止され、売り上げは激減。
コロナが社会に定着し大会が復活し始めてもトロフィーはなかなか戻ってこないような状況であります。
何か別の銀製品を模索している最中でございます。
今回の実験もそんな弊社の突破口となればと思ったのですが、残念ながら製品化に漕ぎつけられるかわからない結果ではありましたが、このような実験は積極的に実施していけたらと思います。苦しい状況ではありますが、楽しく仕事をしております。
次はどんな実験をしてみようか。