丁番修理

2024年1月1日に発生した能登半島での地震で壊れてしまったパーツの修理の依頼を頂きました。
壊れてしまったのは厨子に使用される銀製の丁番でしたが、修理が難しそうでしたので、新規に製作させて頂きました。

一番困難だったのは、丁番の裏側が平らだったことです。どのように作ろうかと考え、下記の動画のように製作しました。

製作の様子を撮影させて欲しい旨の依頼も頂き、快諾、その動画を頂戴した次第です。
掲載の許可も頂いております。

銀製丁番

撮影風景


撮影して頂いた工程ごとの製作映像です。

丁番本体部分を板から切り出します。


穴開け。


溝が半円形で、裏が平らの丁番を作成してゆきます。


芯がねを作ります。


パイプを叩いて作ります。


パイプのつなぎ目をロウ付けします。


砥ぎます。


銀製の刻印を押します


梨地仕上げ


洗浄


すべての工程を一つにまとめた16分程の動画です。


弊社としても貴重な経験となりました。ありがとうございました。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。



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