純銀製鍋・直径260mm

レモンをはじめ、酸性度の高い食品を調理をするために純銀の鍋を作りたいというご要望を頂きました。

持ち手だけ真鍮というご要望でしたので、真鍮板から切り出して削り、ロウ付けをしました。

純銀はもともと柔らかい金属ですが、焼きなましをすることでもっと柔らかくなります。持ち手をロウ付けすることや、火を使う調理器具であることを踏まえ材料の厚みを考える運びとなりました。

厚さを考慮する際、強度と重さというポイントに特に気を付けました。柔らかい金属なので、調理器具としての強度を保てる厚さが必要ですが、銀は比重が重く、相場も上がっておりますので材料が厚すぎては重くなってしまい、予算もかなりかかってしまいます。
一番バランスの良い、ここだ!!というところを見定め製作させて頂きました。