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コラム 銀ちゃんの『銀が一番』

今月は例年に比べ、朝晩が涼しく感じられますが、お変わりありませんか?私は悲しいかな秋の

花粉症で目がうるうるしておりますが、相変わらず仕事だと主張しては週末ゴルフを楽しみ、涙と

くしゃみの週明けと懲りない日々を送っております。

さてそんな慌しい中、弊社も世代交代という現実を直視し新規で社員さんを1人か2人入って

もらおうと、面接をしております。

社員さんを雇用するということは、その方の人生に大きな影響を与えることになると思って真剣

に対応しております。

弊社は履歴書を持参していただき、面接で決定致します。その際こちらからの要望は、製造は

特に1人前になるのに、かなりの歳月が必要なので長く勤めていただきたいこと、真面目に朝から

夕方まで飽きずに継続できる資質があること、この会社にはあなた方より若い方はあまりお見えに

なることは少ないから、元気にこちらから挨拶すること等、基本的なことを説明し、求職者さんから

質問などお受けし、現場を見るため、靴脱いで上ってもらい自分の眼でみて判断をくだしてほしいと

申し上げます。


では採用の条件は、真面目であるのは当たり前ですが、私は最初の就職先や前職をかなり

気にします。その訳は我々零細企業にとって、また周りのとりまく環境がほとんど中小企業

までです。そもそも「仕事出してやってる」「お前の変りはいくらでもいる」といったことを先輩

たちから見て慣れてしまった人は、仕入先さんに対し横柄な態度をとったり、またお客様の

前との差が激しく、やがては自分より先輩の方に土下座しろと叱責する場面を何度か見て

きました。

正直私のなかでは考えられません。

そのほとんどが大企業や誰もが存じ上げる会社出身からの転職者でした。私共は感謝という

気持ちを記念品という形で表現する業界です。その感謝にお客様も下請けも関係ありません。

そもそも私は「下請け」という言葉が好きではありません。協力工場さんでありビジネスパートナー

です。

弊社は以前、商品開発をして、それを在庫として積み上げ、問屋さんや小売店さんからご注文を

いただき、翌日納品または発送という形で対応してまいりました。私の苦手な図案書きは、

私の叔父である専務にお願いして私は営業に出ておりました。でも叔父が退職して、いよいよ自分で

書くしか手段がなくなり、パソコンは使えませんが、トレッシングペーパーを半分に折って

雲形定規を用い、今では専務ほど上手でありませんが、少しはさまになってきました。

このように誰でも努力すれば苦手は克服できます。出来ないのではなくやる気がないのだと

思います。やる気がないならできる人にお願いして対価を支払うべきだと思います。

そんな常識を丁寧に説明し、今まで生きてきて先輩方に教わってきたことを若者へ伝授してい

くためにも素直な方が良いかなと考えております。


しかし面接は疲れます。素晴らしい人材が入社してくれること切に願っております。

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