コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
今年は例年に比べ台風の上陸が多く、九州や北海道でも深く爪あとを残しておりますが、どうぞお体にご留意
なさって秋本番を元気に乗り切っていただけたらと思います。
話は変りますが私は日頃から遮二無二、一人で頑張り過ぎないようON・OFFを使い分けるよう心掛けておりま
す。
これは仕事と遊びもそうですし、時間やお金の使い方全てでメリハリを付けて行動するようにしております。先
日も弊社担当の信金営業の方がここまで資金繰りを先まで想定されて事前に手当しているという意味では私
の顧客先ではトップクラスですと申しておりました。勿論お世辞でしょうが、私を知る者は多分、相当首をかし
げるかと思います。それは普段がそこまで緻密ではないし、私の事務所の机を見れば一目瞭然です。私は常
々、1人の人間ができることに限界はあるし、1年は365日、1日は24時間しかないのです。その中で食事や睡眠
にも時間を割かなければなりません。全てに完璧では時間が足らないし、時間が限られているのであれば量
がこなせません。そこで力を注ぐ部分とそれほどでもない部分を見極める必要があるかと思っております。
しかし1つ間違えると人を見る、相手によって表現や態度が変ると揶揄されかねません。
そこで私は社員にこう指導しております。時間の割き方・相手先で優先順位を付けること。その中で情報を集め
、できるだけ前向きに精力的にチャレンジしてほしいと。
例えば明らかに決まりそうもない案件で提案や見積りに時間を使うなら、金額は少なくても決まる確立が高い
案件に力を注ぐ方を推奨しております。では何故決まりそうもないか?イベントの規模やフィールドに不釣合い
な企画や提案での依頼が入り、予算は?と聞くと決まってないからと返ってくる案件は、まず決まりませんし
、提案の回数が尋常ではないくらい多くなります。
そもそも買い物する際、店員さんに好みや予算をお話して、その中で手にとって見たり説明をうけませんか?
何回提案しても決定にまで至らない方、それとは対照的に仮に決定しなくても、その結果を報告していただけ、
しかも何で決まったか教えていただける方、多少温度差があっても仕方がないかと思います。
そこで私はよく時計の文字盤を例にあげますが、12時が目標だとして、そこを目指して頑張っていきますが、全
て12時に設定したら時間が足りません。そこで1時や10時も場合によっては仕方がない、3時から9時は論外だ
と伝えております。ただし時には例外もございますが。
私は日頃からできるだけ実例を挙げて社員さんに呼びかけております。これは記念品を製作することにも同様
で、放っておけばコストアップにつながる場合もでてきます。
ゴルフもそうですが、力を込めて打つより70〜80%のイメージでスイングするほうが芯に当たって球も飛ぶし方
向性も出てきませんか。何事も過ぎない程度に肩の力をいくらか抜いてニュートラルにすることをお勧めいたし
ます。
私にとっては資金繰り・新規案件より大切で大変な社員教育のお話を今月はテーマにしてみました。