コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
あけましておめでとうございます。
それにしても寒いですね。暖冬といわれ、それに慣れた環境の中、南国の方でも雪が積もる大寒波は流石に
こたえます。どうぞ温かくしてお過ごしくださいませ。
さて今年に入り新年会の日程がびっしりとございました。昨年までは真面目に参加させていただきましたが、今
年は偶然にも日程が重なる事が多く、またお客様からの宿題においては学生時代の夏休みの記憶が蘇り、間
際での対応を余儀なくされ、新年会の出席が難しくなってきました。ありがたい事ではございますが不安も募り
ます。新規案件のお話を頂戴して没頭しておりますが考えてみると全て受け身、本来の営業はやはり先様に
伺い、その空気や雰囲気を感知して新たなお仕事へと発展させるのが姿だと思います。
まだ私が若い頃、お客様のご依頼で訪ねた際大きな声で挨拶をしましたが返事がなく、地下から物音が聞こえ
てきましたので、「入りますよ」と再び大きな声で投げかけ目にした物は、弊社ならもっと綺麗な品に仕上がる
のではと思われる記念品にロゴをのり付けしておる現場でした。慌てて隠しましたので、返って前に出やすくな
り1枚借りて翌日お見積りとサンプルをお届けして、来年お待ちしておりますと申したところ、これはあなたと出
会う前からのお仕事で勘弁してくださいよと泣かれてしまいましたが、なぜか翌年弊社に発注が入り、理由を尋
ねたら今までの業者さんから値上げのお話が入ったのと、仕上げにかなりの違いがあり出来は弊社の方が遥
かに良かったからだと聞かされました。それから20年以上継続しており、やはりその場に居合わせなければ今
日には至っておりません。
今後の課題としては、私が会社のなかで出来るだけ周りにサポートをもらえる環境を作り、もう少しお客様のと
ころに足を運べるようにすること、もしくは私の目指す営業に近づける営業マンを育てること、このどちらかだと
思います。
自営業で両親とも働いていたので、私は常に仕事を間近で拝見、もしくは体験できる環境でした。これは大きな
アドバンテージです。社員さんとはスタート地点が違うのです。それでもメーカーの営業は仕事が理解できてい
なければ、お客様から信頼されません。如何に日頃から視野を広げられるかが鍵になります。何故なら弊社で
は常に身近にあるものであり、見ていない者よりは有利に働きます。製作現場は社内で、仕入先様の職人さん
とお話し教えていただく機会にも恵まれております。
このように常に企業が目指すのは社員さんのスキルUPであり、私としましては一番難しく気遣いが堪えない職
務です。去年より今年・来年へと向上できるよう頑張っていきたいと年頭に誓いました。
そんな慌しい日常ですが、どうか今年もよろしくお願い申し上げます。