コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
それにしても一年があっという間に過ぎていった一年でしたが、お変わりありませんか。
私はお蔭様で健康状態も良好でしたし仕事面においても充実した年となりました。
来年はそんなに甘くは無いと思いますので、より一層精進していかなければと考えております。
そんなおり人生の先輩とお話していた時、経営者は嫌われた方が良いという本が売れているそうだよという情
報が入りました。それは能力のある社員さんが独立しないよう、いつも気遣ったり遠慮したりと、それよりも独
立したければそうすればという境地に立てれば常に誰に対しても同じように対応できる。
つまりは人の陰口等を気にしない、自分に自信を持つ事で考え方は変ってくるのだという内容でした。そういえ
ば数日前,私も友人に同じような事を言った気がしました。昔は他人様の噂や社員さんからどう思われているの
かと凄く気にしていたし時には落ち込んでしまう時もありましけど以前にも書きましたが会社には悪役が必要で
、今から私が善玉にはなれないと開き直ってから、人からどう思われているとか全く気にしなくなったというお話
でした。でもそれもここ数年のことですが。
それからはスタッフにも、厳しく言ってくださる方にあえて近づきなさい。そしてそれが自分の事を思って言って
くださるなら、なお更意見を拝聴しなさいと指導しております。私も若い頃信じてもらえないと思いますが軟弱で
、そういう場面をできるだけ避けておりました。ところがある一件から性格が変りました。あえて厳しい方や周り
から避けられている方に正面からぶつかって行く様になりました。それは仕事においてもそうですしプライベー
トでもそうしております。言葉が悪いですが、うるさい人=経験地も豊富であり、ある一線を越えたから気が付
くのだと私は考えております。"つ抜け”という言葉がありますが1から9までは数え方に「つ」がつきますが、そ
れを超えると「つ」は出てきません。
つ抜けしているから見えてくるものがあり、それを教えてくださるのだから真摯に拝聴するべきで時には疎まれ
感謝する気持ちになるまでには暫く時間が必要だと思います。
しかしそれも永遠ではありません。命には限りがありますし、また環境も継続できる保証はないのです。
そのためには、時には人間くさい方に相対して教えや助言を聞く必要があるのです。
そしていつか自分も、つ抜けしてそれを伝えていく責務があると思っております。まだまだ未熟ではございます
が毎日慌しい毎日を送っていく中で、少しずつでも近づけていける、そんな来年であればと考えております。
それでは暮れのご挨拶としまして、今年もお世話になりました。良いお年をお迎えくださいませ。