コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
今月は天変地異に翻弄されましたが、こういう環境になって初めて自然の驚異ましては人間の無力さに気付
かされますね。でも復興へと前向きになった時の人間の力強さも相当なものだと思っております。一日でも早
く平穏な日々が戻られることをお祈り申し上げます。
話は変りますが、楽しくお仕事されておりますか?というアンケートをネットで検索してみました。幾つか回答が
掲載しておりました。半分強の方が楽しめており理由の中で、お客様が喜んでいただけた時の達成感を挙げて
おりました。逆に楽しめてないと答えた方は、単純作業の繰り返しで飽きる等の内容でした。
さて自分は?と申しますと若い頃は楽しめてはおりませんでした。仕事だからと理解しておりました。でも私も
喜んでいただけた場面に遭遇して、徐々に考え方が変ってきました。
では今は?となると楽しめる環境を自ら探して行く、できるだけストレスを感じなくても良い環境作りに励んでお
ります。
先日こんな場面に遭遇いたしました。以前は強いパイプで結ばれていたお客様が、人間がまるで変わってしま
ったのかというほどになり、信頼関係が築けなくなってしまった。いつかは気が付くと思い、粘り強く対応してい
るそうですが歯がゆいそうで、私に人間はほとんどが我慢だからと申されました。私におっしゃったという事は
考えられるのは、こぼし話として聞いてもらいたかったのもあると思いますが、個人的に先輩という立場で後輩
である私に助言する意味でお話されたのかなと思いました。その話を先代に伝えたら、それが世間であり少し
は考えてみた方が良いのではという回答でした。
確かにそうかもしれません。記念品業界でその窓口におられる業者さんの営業は、耐えそしてその鬱憤を他
で晴らしているようにも写ります。そして上から下に順々と下りてきて、最後に晴らすところがない環境へとなる
と若い人材が辞めていくという光景が見受けられます。
それではお仕事は楽しめますか???では何故耐えなければならないか?まったく必要はないとは申しませ
んが、他社・他者との差別化ができれば何も必要以上に怯えなくてもよいのではと思います。つまり自分で考
えず全て仕入先に丸投げ、どうやって発想しどうやって作られているか等、それを学習すれば全てはクリアで
きませんが、半分はストレスから開放されるのではと思います。
弊社では必要に迫られる前段階で提案型企業を目指して、サンプル・図案・企画提案などを行ってきました。
お話を伺えれば営業自ら方向性をお客様と協議して人に頼らず自分で考え、提案し自社で製作してきました。
だから仕事が楽しめるようになってきたのかと思います。やる事やったら言いたい事を言う、それまでは頑張る
。これが当たり前だと思ってきました。
最初からそう思える環境は難しいと思いますが、前をしっかり向いて歩んでいけば必ず楽しめる時が訪れると
信じて、若い人材が育ってくれることを期待しております。
そんな賑やかな会社ではございますが楽しい職場作りをし、喜んでいただける物作りができるよう頑張ってい
きますのでよろしくお願い致します。