コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
さてお正月も終わり、新年会などで体調を崩してはおりませんか?私は週の半分以上に予定が入っており、
些か疲れている状態です。その新年会ですが通常は司会者がおり、まずは会なら会長さん、法人の会なら
社長さんのご挨拶、そして乾杯のご発声最後に〆のお言葉という流れかと思います。
特に最初のご挨拶は、まだ酔っ払ってないので出席者が皆注目して拝聴します。その席であまり得意でない
方は伝えたい内容を手短にお話なさいます。慣れた方はジョークを交え聞く者を飽きさせないように話されま
す。ところがその内容がただ長いだけで中身がないと「時は金なり」と申し上げたくなります。
このような席での順位としては短くて中身のある話、次に短くて中身があまり感じられない話、最悪なのは長
くて中身のない話といった順番になるかと思います。
それでは中身のある話とは?となりますが、日々何かを考え、昨日より今日、今日より明日と進化していく中で
人を引き付ける言葉が発信できるのかなと、あくまでも私個人としてはそう思っております。ただ長いと日々無
駄に過ごしていることを言いふらしているに過ぎません。だから私もできるだけ短い挨拶を心がけております。
その新年会で多かったお話は、アベノミクスを用いてのもので、我々業界には3本の矢はまったく放たれてい
ないと数年前から継続してお話されます。確かに景気が良くなった分野もあるとは思うが、それは大企業ばか
りで中小零細においてはまだまだその足跡も聞こえてこないといった内容でした。
私の意見を申し上げますと、はずれてはいないと思いますが必ずしも中小零細だからといった理由ではないと
考えております。他の業界に比べ新製品の開発ならびに人材の育成という点で大きく立ち遅れていると思いま
す。やはり新しい分野への進出や業界のπ(パイ)を縮めないためにも優秀な人材が必要とされるのではない
でしょうか。何故なら新規案件が入って業績を伸ばしている所があるからです。
優れた営業と企画(戦略面とデザイン)、そしてそれを製作する工場が全て揃った時に何かを発信できるので
あって、デザインにお金を掛けない(払わないといった方が正しい)現状でアベノミクスを期待する方がどうかと
思います。
今年はプロゴルフ界において男子が3つ、女子は1つ新規トーナメントが開催されます。表彰記念品が新規
オーダーとなるのです。この受注までの経緯が大切なのです。それにはそのフィールドを思い浮かべ表彰式
でカップやトロフィーを手に持ち、ギャリーやボランティアが見つめている光景を共有しないと満足していただけ
る記念品にはなりません。
それを提案できるのか?プロの営業マンが必要です。その人材が不足しているのか原因だと私は考えており
ます。何ゆえアベノミクス効果がないのか?自分たちができることはないのか?これを業界の新年会とか例会
で何故話しにならないのか?と聞いてこられる事がございます。私もそう思います。しかし残念ながらお酒を飲
んでいるのが現状です。
競争がないのではありません。ただしその力が他の業界に向かないだけで、まだ狭い業界の中だけで競争原
理が働いているから効果が現われなのではないでしょうか。
弊社ではその営業・デザイン製作・記念品製作は一体化しております。
ただ納品するのではなく満足していただける物を、ただご提案するのではなくストーリーを思い浮かべていただ
けるよう、ただ製作するのではなく喜んでいただける物を目標にこれからも精進していきます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。