コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
いよいよ秋本番ですね。お変わりありませんか?
私は先日得意先様の協力会の旅行で東北に行き、海岸線辺りにブタクサが咲いていて花粉症になって戻って
きました。
その旅行ですが衝撃でした。こんな穏やかな海が想像をはるかに越える津波で、警報が鳴ってもほとんど影
響がなかった、また津波を経験していなかった、つまりは狼少年の状況から正直よく避難できたなぁという感想
でした。
3月9日震災の2日前に震度5の地震があったそうです。その時今まで避難場所になっていた小学校から裏山の
鳥居が立っている神社に変更することを職員会議で決め、翌日生徒さんや近所の住民と避難訓練をして皆助
かったそうです。当日小学校の屋上に水が迫ってきた写真を見せてもらいました。ではなぜ避難場所を変更し
たのか?仮に難を逃れても地域から孤立してしまうのではという考えで変更に至ったそうです。私はその危機
管理に驚きました。
自分ならどうだったかというと正直自信がありません。
ただ変な話ですが、自分だけであれば、ここまで来れば大丈夫かというところが、そこに守らなければいけない
大切な人がいるからより遠く、より高くに避難できたのかなと私は思いました。
不謹慎なお話かもしれませんが、ビジネスも同じです。守らなければいけない、だから判断を間違ってはいけな
いのです。
会社であれば社員はもとより、得意先そして仕入れ先がそれにあたると思います。
先日もある彫刻依頼をいただいき、ご依頼された方にとってみたら記念の品だそうで、友人からいただいた銀製
のベビースプーンでした。そこには息子さんのお名前が刻んであり、今回のご依頼はお孫さんのお名前をその
下に刻んでもらえますか?という内容でした。
そのお客様からお手紙を頂戴しました。それは心温まるお礼状で、私共スタッフの顔が自然に笑顔ではじけま
した。
誰かの役に立つために危機管理を研ぎ澄まし、判断を誤らないようにしていかなくてはと改めて考えさせられ
ました。
まだまだ復興までには長い年月がかかると思います。被災された方に今できる事は現地に足を運び、物を消費
する事かなと思いました。
改めて心からおくやみ申し上げます。
