コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
例年暑さ寒さも彼岸までと申しますが、今年は秋の便りが早かったですね。お変わりありませんか?私は今月
健康診断を受けまして、メタボリックシンドロームに該当する項目が3つあり、再検診を言い渡され少し落ち込ん
でおります。
さて話は変りますが昨今、納期に間に合わなくて大きな問題が発生しているようです。色々な事案があるようで
、例をあげれば決定までに当初の予定より大幅に時間が掛かっているのにイベントの開催日は決定している。
この時見切り発車でスタートし以前のパフォーマンスが発揮できなかった時、納期遅延につながる。またあるい
は海外で製造される記念品がサンプルの時より著しく品質が劣り改めて製作をやり直す等の問題が発生して
いるようです。
果たして防ぎようがないのでしょうか?
弊社でも先日そのような案件がございました。ご提案して、決定に至るまで当初の期日より1ヶ月たってもまだ
お返事がもらえない。しかも途中経過も催促しなければ入ってこない。
そこで製作工程表を提案時も含めて3回出し直しましたが、それでも結論をいただけなかったので、後ろ髪が
ひかれる状況ではございましたが、お断りさせていただきました。
元も子もありませんが、まず薄利で納期のない仕事は勇気をもって断る。まして品質が厳しいなら絶対に受け
ないことだと思います。ただ利益がある仕事だったらどうでしょうか?
難しいですねえ。
でも基本は信頼のおけるスタッフそしてお客様・協力工場の全てが揃わなければ手出しは危険です。海外はわ
かりませんが、国内においては職人不足で製作日数はつい4〜5年前に比べ約30〜50%余分に掛かるように
なっております。その事を理解してないで失敗する事案がでてまいりました。
私は何事もフィニッシュから遡っていくべきだと考えております。私は記念品の製作販売が仕事であるいじょう
プロフェッショナルに徹しなければいけません。ところがゴルフはあくまで趣味です。だからいつも欲をかき自分
のハンデからいけばボギーでいいのにパーをとりにいって自滅します。スコアーメイクに走れば面白みはかけ
るかもしれません。でも趣味とビジネスは違います。ビジネスにおいては確実な方法を選択すべきだし、欲をか
くことが仇になる場合がございます。
弊社では過去の経験をもとに考えられるイレギュラーを想定し、それをお客様や協力工場に相談し、リスクをで
きるだけ軽減できるよう対処したうえで、それでも弊社の負荷が大きい案件であれば、勇気をもってお断りする
のもありかと考えております。
何が何でも受けるは危険です。流通においてそれに関わる全ての法人に利益が伴なければいけませんが、そ
この前提が崩れる事も考えられます。
引くも兵法という言葉があるように前に出るばかりが戦に勝つ手段ではなく、一度冷静になって一歩引いた所で
熟考するのも時には必要ではないかと思います。
弊社に安心してご依頼いただけるよう、これからも真面目に一生懸命に向き合ってまいりますので、どうぞよろ
しくお願い申し上げます。