コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
今年は寒いと思っておりましたが、東京では例年に比べ桜が早く開花して戸惑っておる今日このごろですが
お変わりありませんか。私は花粉症の影響で少し体調を崩しましたが、もう少しの辛抱です。
目安はGW前後、我慢しておりましたゴルフやお酒解禁も近いです。
さて話は変わりますが、民主党時代決められない政治という言葉がマスコミから伝わってきました。
これは政治だけでなく記念品業界にもあって、ある顧客先様からスポーツや周年等のイベントにおける記念品
の提案依頼が入ります。大抵は2〜3日以内、あっても1週間以内に図案やサンプルの提出ならびに見積もり
の要求があり、一生懸命それに答えます。ところが返事がまったくない。まだ決まれば有難いですが、提出後
の途中経過も入ってこない。それも無理はなく、デザイン提出の期限をきりながら決定までに1ヶ月も要する。
イベントは近づいているのに。まごまごすると2〜3ヶ月空白があり、決まったら2週間しか製作期間がないという
事もあります。あまりに間が抜けた話です。
これはひとごとではなく、段取りが悪いという事は非能率的になるのです。弊社でも同じで、物を製作する上で
段取りが完璧なら80〜90%はうまくいきます。それくらい段取りは重要です。上記の例は組織が大きくなること
で色んな意見が出て決められないのか、他に重要事項があるから手が廻らないのか、結果としては途中経過
の報告がない中では、サボタージュと言われても仕方がありません。もしイレギュラーが起きたらどうなるのか
と思うとヒヤッと致します。
我々業界も廃業が進んでおります。前は2週間で仕上がっていたものが、人手不足が理由で3〜4週間かかっ
てしまうこともございます。決めるまで熟考して遅くなるというよりも、政治もこの場合も、ただ単に時間を無駄に
している感じが致します。自分にも言い聞かせております。まだ3ヶ月あるではなく、もう3ヶ月しかないといった
具合に。
仕事の工程で納期がまだ先であっても、仕上がった時点で必ず確認をする。もしその時イレギュラーが確認
できれば、修正する時間と精神的なゆとりが得られます。弊社では段取りを徹底し、オーダーメイド記念品
製作ならびに日々の厳しい得意先様からのご依頼も、期待にお答えしていきたいと思っております。
今回のテーマ、時は金なりでした。
