コラム 銀ちゃんの『銀が一番』
1年早いもので、もう11月ですねえ。何かこの間正月だったのにと思うのは私だけでしょうか。季節は晩秋っ
てとこですかねえ。お変わりありませんでしょうか。
私は忙しく毎日過ごしております。ただその割には中身が伴ってない気も致します。
そんな訳で気分転換の意味でお休みの日はゴルフを楽しませてもらって、ストレスを溜めないようにしており
ます。
そこで何故ゴルフが楽しいのかと先日ふいに思ったので、色々考えてみました。
まず朝起きて、電車に乗り駅に到着。そこからは自分の師匠(親方)に迎えに来て戴いてゴルフ場に、体のス
トレッチ後、アプローチ・ショット・パター練習し、いざラウンドとなります。ご一緒させて頂くメンバーも全て親
方が手配してくださり、ハンデが1桁(シングルプレーヤー)と廻ることができ、大変勉強になります。ただ私の
力量では足を引っ張るので、そこだけは恐縮しております。
プレー後も楽しい一時です。お酒も入り面白可笑しく1日がゆっくりと刻まれていきます。
先程の問いかけですが、まずはそこで働くスタッフの暖かい御持て成しに感動し足を運んでいるのかなとも、
兎に角我が家に帰ってきた感じが致します。
そして最大の要因は仲間に恵まれた事、それはそのゴルフ場に存在するクラブライフがそうさせているのか
もしれません。
その中でも親方の存在は大きいです。商売はまったく違いますが、やはり人生の先輩としてゴルフ以外にも
アドバイスを頂き本当に感謝しております。
その親方を慕って(といっても個性が強いのと、信念が違うとはっきり言葉で表現するので、あくまで少数派で
すが)個性の強烈な面々がそろいます。私もその1人ですが、本当に面白く、勉強になります。
人間は1人では生きてはいけません。常に誰かの世話になっているのかと思います。そのことに感謝し、次に
繋げていかなければいけないのかと私は思います。
そういう意味でいきますと、昨今我々の業界では後継者不足に頭を痛めております。若手でも60代なんて珍
しくありません。では何故そうなるのか?多くの問題を抱えているとは思います。
でも先日、私共の協力工場さんが新宿区のマイスターに認定され、新宿NSビル内でビジネスフェアが開催さ
れ、伝統工芸部門で1ブース出展されたものですから、ひやかし半分で足を運んできました。その時感じた
のは、自分の腕でこれだけの人が入るイベントに参加できる、そのことに感動しました。
私は営業においても、何の職業も苦労だとか大変さは同じかと思います。伝統工芸において技術の取得に
時間がかかるというイメージはあるかと思います。1通り、そこそこ任せられるのにかかる年月が最低10年、
これは我々職人の世界で言われている言葉です。でも実際時間がかかるのは営業も仕入れも物を作るのも
同じだと私は思います。
弊社にも今月から新入社員が入ってきてくれました。どのように育っていってくれるか楽しみです。私の苦手
なパソコンワークは任せられそうなので、少しずつではありますが会社の力を伸ばせていけたらと思っており
ます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。